赤ちゃん連れOKな漫画喫茶「よんこま」に行ってきた
練馬駅そばにあるという、赤ちゃん連れOKな漫画喫茶「よんこま」に行ってきました。結論から言うと、すごくよかった。
(画像は公式サイトから拝借しました…すみません)
普通の漫画喫茶と違うところは、
- 男子禁制
- 仕切りなし
- 子どもは床に転がしといて、そのそばで母は漫画を読むスタイル
- おしゃべり可・赤子が泣いても問題なし
- 高い本棚なし(安全!)
- 食事は持ち込み可
- 授乳・オムツ替えはその場で可能
- トイレや少しの外出などは子どもを見ていてもらえる
- ベビーカー置き場あり
- 子どものおもちゃもあり
店長(?)のあやこさんにすすめていただいたりして、以下の漫画を読みました。蔵書は少女漫画中心ですが、昴 (1) (ビッグコミックス)とかもあったので、店長セレクションなのかもしれない。俺物語が一押しだそうで、確かに面白かった。
- 作者: アルコ,河原和音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/03/23
- メディア: コミック
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- 作者: 木尾士目
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/22
- メディア: コミック
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- 作者: 穂積
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/09/10
- メディア: コミック
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ここでは育休中の女性のスキルを活かして面白い日替わりイベントをやってるそうです。この日は、育休中の占い師さんがいるので、占いデーでした。面白そうなのでちょっと占ってもらったところ、
- 子どもも生まれたのでお堅い職種についた方がいいかなと思ってるんですけど…
- 君には安定とか無理。仕事が楽しいなら職は変えなくていい。
- どんな子どもに育ちますか?
- 自立心が旺盛なのでほっといても育つ。逆に口出しは控えめに。
- 家庭円満ですか?
- 友達みたいな家庭になると思う。
とまあこんな感じでした。結構リアルに質問したので詳細は省いてますが、結構ニマニマするような内容でした。当たってるか当たってないかはさておき、話すことで自分の不安と目指すべきゴールがはっきりしたので、やってよかったなと思います。てか、占い師さんってカウンセラーみたいなもんなんだな。話術とか超勉強になりました。
別の日には「仏像を愛で方」というテーマで、仏像を本気で研究していた育休中の人の講座があったりするそうです。 これまたおもしろそう。
かなり居心地のいい空間でした。おそらく店長さん、かなり気を使っているのだと思います。例えば、
- 子どもがハイハイしたら卒業というルール
- 常連のたまり場になるのを避けるため(と思われる)
- 「○○ちゃんママ」みたいな呼び方をされない。名字でも呼ばれない。したの名前で呼びあう。
- これだけで一個人として活動してた産前にがっつり戻される(いい意味で)
- あえて漫画というニッチなサービスを軸としている
- 漫画が共通の話題となりうる
- 無理してしゃべらなくても漫画よんでれば居心地がいい
- 日替わりイベントの有料実施
- 漫画に興味ない人の参加も
- 社会的参加する場を与えることで、育休中の人の精神的な支えとなる。
- 最終的には、育休中の人がマイクロビジネスを行えるインフラづくりを目指してる(気がする)
頭いい!あと問題は、育休中の人は長距離移動とか基本無理なので、これをどうやって各地に展開するかということになりますが、そこはやっぱりこの漫画喫茶をビジネスとして成立させないといけないってとこなんでしょう(推測です)。しかしビジネスにのったらのったで良さは失われそうな不安もある(推測です)。それでも個人的にはとてもいい試みだと思います。何か力になりたいな…でも自分、AndroidアプリとかWebサービスとかしかつくれんですけん…。駅前に土地とかあればなー。
本来は妊婦さんもOKのようです(デイリーポータルZの記事参照)。産後からずっと子どもを全力で生かす使命感で見えなくなってたものが、自分を主とした視点にスイッチできて、いろいろなものが見えてくる、いい空間だと思います。また行きたいです。