全身3Dスキャナーと3Dプリンターで家族の肖像を残してみた
2013/11/25追記
現時点では赤ちゃんの撮影の受付はしていないそうです!ご注意ください!
3D Snap & Touch という、全身3Dスキャナーと3Dプリンターを利用した自分のフィギュア制作を1日で体験できるイベントに行ってきました。場所は渋谷道玄坂の FabCafe です。
まずは1Fのカフェで受付をすませてから2Fの撮影スタジオへ。まずは撮影。
スキャナーはでっかい更衣室という感じです。この中央に鎮座し6秒間静止すると撮影完了です。
今回は子供も1歳ということもありおさえてないと静止できないため、家族全員(3人)で一個のフィギュアを作成することにしました。各個人一つ一つのフィギュアを作成することもできますが、その場合はちょっとお値段が割高となります。
が、事前に了承は得ていたものの1歳の子の撮影は難航を極めました。4回取り直し+親各一回ずつ撮影し、あとで合成していただくというワザを使っていただきました。スタッフの方の中に、元スタジオアリスの方がいらっしゃったのがとても心強かったです。
あと、当日教えてもらったのですが、コントラストの高い服は撮影には向かないそうです。たまたま夫と私とでコントラストがパッキリ出る服を着てきてしまったので、大変だったと思います。まじすみません…。
撮影後は、スタッフさんが撮影データをモデリングし出力データを作る→3Dプリンタで出力とという流れです。
モデリングに時間がかかるので待つついでに、そのまま撮影スタジオで、撮影した3Dデータのモデリング体験をさせていただきました。3D版Photoshopみたいなソフトと、3Dマウスを使います。この3Dマウスがまたすごい!触覚フィードバックがあり、まるでリアルなものを触ってるような感覚で3Dデータを修正できます(PHANTOM omni という製品らしいです)。
モデリング作業で3Dデータをごしごしこすり整形をしていく作業は集中できて楽しくて、あーこのままこれを職にしたい…とか思ったり思わなかったり
この撮影スタジオはショールームにもなっており、3Dプリンタで出力した色々な見本が並べられています。ポップでカラフル。
ここから1階のカフェに移動し、データの出来上がりをしばし待ちます。カフェラテおいしいです。
データが出来上がったので3Dプリンターで出力開始です。3Dプリンターは「Cube」という製品です。ヤマダ電機でも売ってるそうです。店頭に並んでいたのはグリーンとホワイトですが他にピンクやブルーがあるっぽい。しかし一般家庭で3Dプリンタが買える時代になったとは…。
さてデータを確認して、出力です。 まずは土台から足へと。
梁もちゃんと作られています。スカートなどひらっとしたものは、下からプラスチックを積んでくように成形する3Dプリンタに向かないようで、すり鉢上になってしまいました。
首がないと、ちょっと不気味ですね。
終了です。出力開始から終了まで、2時間29分かかりました。この時間は出力するものにもよるそうで、大人一人ぐらいならば、1時間半程度だそうです。
フィギュアの出来上がりは、細かいプラスチックのひげはあちこち見られたり表面はざらざらしてたりなどはありますが、思ってたよりとてもいいものができました。家族のたたずまいとか、雰囲気とか、写真には現れない味わい深いものがちゃんと感じられるものになってます。
撮影開始から6時間の長丁場になりましたが、フィギュアつくってよかった!楽しかったしとてもいい経験にもなりました。赤子が2歳のときにもまた是非作りたいな…。あと3Dプリンタで出力は経験したので、今度は3Dデータの方を作る方も体験してみたい…!