ギークカアチャン

エンジニアとカアチャンの隙間に

学とか教養とか

赤子を産んでから、この子に何を残してやれるか、ということをたまに考える。と、同時に私が親からもらったものはなにか、ということも考える。

 

小学生ぐらいまで私はわりと好奇心旺盛で何でも吸収してたと思う。天体が好きで望遠鏡を買ってもらったり、ハレー彗星を見に行ったり、天体図鑑を買ってもらったり。周りの子がりぼんとかなかよし読んでる中、子供の科学を読んだりしてた。算数も好きだったのでもっと算数を楽しめるように塾へも行かせてもらった。中学受験も楽しんでやってたと思う。でもフワフワしてた。

 

ただ中学生になってからさぼることを覚えてしまった。中学の先生は尊敬できるような好きな先生がいなくて、学校も進学校なので学問の楽しみというよりかは暗記とテストの点数がすべて。今思うとちょっといい先生がいたとしても、周りの人に流されるようにその先生を馬鹿にしてた(なんか先生を馬鹿にする風潮があった)。クラスの人間関係に神経をすり減らし、それがすべてになっていった気がする。面白かったけどしんどかったことも多かった。今から思うとゴーイングマイウェイで行けばよかったと思うけど。モチベーション管理とか意識したこともなかったな。本当フワフワしてた。

 

統括すると、あまり自分から動く子でもなく、人間関係の煩わしいのも嫌いで、直面した選択肢を選ぶだけであとはさぼってるような人になってしまった。たぶんこういう人生を送るとつまらない。世界が広げる楽しみがない。学もなく教養もなくフワフワ刺激を享受して飽きたーって言うだけ。正直後悔している。

 

赤子には、そういう消費型の人生おくって欲しくないなーと思ってる。それにはまず親自身が世界を広げて楽しんでるところを、赤子にみせていくことから始めたいと思う。